Zapier のオープンソース代替

Zapier の代わりに自前で動かせるオープンソースソフトは10件あります。

Zapierの代替は、実行回数に応じた課金から離れたい、社内のデータを外部サービスに経由させたくない、という理由で検討されることが多いです。候補は大きく「業務の自動化ツール」と「データ処理の実行基盤」に分かれ、Zapierの置き換えになるのは前者です。

候補ツールの比較表
ツール主な代替対象スターライセンスDocker対応健全度セキュリティ
n8nZapier20.6万Sustainable Use License対応82,740Security6.7
Apache AirflowZapier4.7万Apache-2.0対応23,253Security7.3
KestraZapier2.9万Apache-2.0対応9,071Security5.1
ActivepiecesZapier2.5万MIT対応8,630Security要確認
Node-REDZapier2.4万Apache-2.0未確認8,141Security6.3
PrefectZapier2.4万Apache-2.0対応7,555Security6.9
TemporalZapier2.3万MIT対応6,977Security5.7
DagsterZapier1.6万Apache-2.0未確認5,607Security4.8
WindmillZapier1.8万AGPL-3.0対応5,158Security要確認
AutomatischZapier1.4万AGPL-3.0対応4,019Security窓口なし
乗り換えの判断について
乗り換えを検討するときは、機能の一致度より「移行コスト」と「運用コスト」で見るほうが失敗しにくいです。下の表でライセンスとDocker対応を確認してください。

用途別の候補

編集部が機能と性格から整理した目安です。上の比較表の並び(健全度順)とは別の観点です。

  • n8n:画面上で処理をつなぎ、Zapierと同じ感覚で業務を自動化したい
  • Activepieces:商用利用の制約が少ないMITライセンスで、ノーコードの自動化を使いたい
  • Node-RED:機器やセンサーとの連携(IoT)を含む処理を組みたい
  • Windmill:開発者が書いたスクリプトを、そのままワークフローとして運用したい

選び方

  • Zapierの直接の置き換え:n8nとActivepiecesが近い存在です。どちらも画面上で処理をつなぎ、多数の外部サービスとの連携部品を持っています。
  • データ処理・開発者向け:Airflow・Prefect・Dagster・Kestra・Temporalは、定期的なデータ処理や長時間動く処理を確実に実行するための基盤です。プログラムを書く前提の道具で、業務担当者がZapierの代わりに使うものではありません。
  • ライセンスの違いに注意:n8nは「Sustainable Use License」で、一般的なオープンソースライセンスではありません。社内の業務自動化に使う分には通常問題ありませんが、n8nを組み込んだサービスを他社に提供する場合は条件を確認してください。ActivepiecesはMIT、WindmillとAutomatischはAGPL-3.0です。
  • 更新状況:更新の頻度はツールによって差があります。各ツールのページで最終コミット日を確認してから選びましょう。

移行するときの注意

  • Zapierの設定(Zap)を自動で移す仕組みは一般的に無いため、ワークフローは作り直しになります。まず件数と、止まると困るものを洗い出しましょう。
  • 外部サービスとの認証(APIキーやOAuth)は、新しいツール側で設定し直す必要があります。
  • 自前で動かすと、サーバーが止まれば自動化も止まります。失敗したときの通知と、実行履歴の確認方法を最初に決めておきましょう。

Zapierのままのほうがよい場合

  • 使う連携先が特殊:Zapierは連携できるサービスの数が非常に多い製品です。使っているサービスに、移行先の公式の連携があるかを先に確かめてください。ない場合は、APIを直接呼び出す設定を自分で作ることになります。
  • 自動化の数が少ない:実行回数が少なく、月額が気にならない規模なら、自前のサーバーを運用する手間のほうが大きくなります。
  • 作る人と直す人が同じでない:自前の自動化基盤は、止まったときに直せる人が必要です。作った人しか分からない状態は避けましょう。

最終更新:2026/10/01。機能・ライセンス・提供条件は変わることがあるため、導入前に各ツールの公式情報をご確認ください。

Zapierの代替についてよくある質問

回答は掲載データ(GitHubの公開情報)から自動でまとめています。

Zapierの代わりになるオープンソースはいくつありますか?
当サイトでは10件を掲載しています。GitHubでの活発さ(健全度)の高い順に、n8n、Apache Airflow、Kestra、Activepiecesなどです。
日本語で使えるものはありますか?
画面の日本語翻訳を確認できたのはApache Airflow、Kestra、Activepieces(3件)です。残りの7件は確認できていません(日本語に対応していないとは限りません)。
Dockerで動かせるものはありますか?
リポジトリでDockerでの導入方法を確認できたのは、n8n、Apache Airflow、Kestra、Activepieces、Prefect、Temporalなど(8件)です。それ以外のツールも、別の方法で導入できる場合があります。
ライセンスに違いはありますか?
ソース公開型(Sustainable Use License)が1件、許容型(Apache-2.0・MIT)が7件、ネットワーク型コピーレフト(AGPL-3.0)が2件です。n8nは、ソースコードは公開されていますが一般的なオープンソースライセンスではなく、使い方に条件があります。社内で使うだけなら多くの場合は問題になりませんが、改変して外部に提供する場合などは、各ライセンスの条件を確認してください。
開発は続いていますか?
直近90日以内に更新されているのは10件中9件です。更新が続いているかは、セキュリティの修正を受けられるかに直結します。
無料で使えますか?
ソースコードは公開されていて、自分のサーバーで動かせます。ただし、サーバー代と、アップデートやバックアップなどの運用の手間がかかります。また、一部の機能を有料版だけで提供しているツールもあるため、必要な機能が無料で使えるかは公式サイトで確認してください。

2つずつ比べる

この候補の詳細

  • n8n
    ノードを繋いで業務を自動化するワークフロー基盤。Zapierの代替として400以上のサービスと連携でき、AI機能も内蔵。セルフホストで無制限に使える。
  • Apache Airflow
    定期実行するデータ処理を組む。依存関係を可視化できる。
  • Kestra
    宣言的にワークフローを書く。実行履歴が追いやすい。
  • Activepieces
    AI連携を重視したZapier代替の自動化ツール。MCPサーバー経由でAIエージェントと接続でき、ノーコードで業務フローを組める。
  • Node-RED
    線で繋いで処理を組む。IoTや機器連携に強い。
  • Prefect
    Pythonの処理をそのままワークフローにする。
  • Temporal
    長時間動く処理を確実に実行する基盤。失敗時の再開ができる。
  • Dagster
    データの流れを資産として管理する。テストしやすい。
  • Windmill
    スクリプトをそのままワークフローにする。開発者向けの自動化基盤。
  • Automatisch
    複数サービスを連携させるワークフロー自動化ツール。

ほかのSaaSの代替を探す

代替対象SaaSの一覧へ