Slack のオープンソース代替

Slack の代わりに自前で動かせるオープンソースソフトは5件あります。

Slackの代替は、社内チャットを自社サーバーで運用したい、メッセージの保存期間や監査の要件を自分で決めたい、という場合の選択肢です。操作感がSlackに近いものから、会話の整理の仕方がまったく異なるものまであります。

候補ツールの比較表
ツール主な代替対象スターライセンスDocker対応健全度セキュリティ
Rocket.ChatSlack4.6万MIT対応19,286Security8.7
MattermostSlack3.9万Apache-2.0対応15,078Security7.3
ZulipSlack2.6万Apache-2.0対応12,434Security6.7
ElementSlack1.4万AGPL-3.0対応5,491Security要確認
SynapseSlack4,671AGPL-3.0対応1,824Security要確認
乗り換えの判断について
乗り換えを検討するときは、機能の一致度より「移行コスト」と「運用コスト」で見るほうが失敗しにくいです。下の表でライセンスとDocker対応を確認してください。

用途別の候補

編集部が機能と性格から整理した目安です。上の比較表の並び(健全度順)とは別の観点です。

  • Mattermost:Slackに近い操作感のまま、監査・コンプライアンスの要件にも対応したい
  • Rocket.Chat:社内チャットに加えて、Webサイトの問い合わせ窓口(ライブチャット)もまとめたい
  • Zulip:話題ごとのスレッドで、非同期の議論を流さずに残したい
  • Synapse:複数の組織のサーバー同士をつなぐ(Matrix)構成にしたい

選び方

  • 操作感を変えたくない:MattermostとRocket.Chatは「チャンネル+スレッド」というSlackと同じ形です。移行時に使い方を覚え直す負担が小さくなります。
  • 会話の流れ方を変えたい:Zulipはすべての投稿が「トピック」に属するため、後から話題を追いやすい設計です。慣れるまで少し時間がかかります。
  • Matrixを選ぶ場合:Synapseがサーバー、Elementが利用者の画面(クライアント)で、2つを組み合わせて使います。組織をまたいだ連携ができる反面、構成要素が増えます。
  • ライセンス:MattermostとZulipはApache-2.0、Rocket.ChatはMIT、ElementとSynapseはAGPL-3.0です(サイトのデータ時点)。

移行するときの注意

  • Slackの管理者は、ワークスペースのデータ(公開チャンネルの履歴など)を書き出せます。書き出せる範囲はSlackのプランによって異なります。
  • Mattermost・Rocket.Chat・ZulipはSlackの書き出しデータを取り込む機能を用意しています。ただし添付ファイルや外部連携(ボット・ワークフロー)はそのまま移らないことが多いので、先に連携の棚卸しをしておきましょう。
  • チャットは「全員が同時に移る」ことが大切です。移行日を決めて一斉に切り替え、Slackは一定期間だけ閲覧用に残すと混乱が少なくなります。

Slackのままのほうがよい場合

  • 社外の人とのやりとりが多い:取引先や外部のコミュニティとSlackでつながっている場合、自社だけ別のチャットに移ると、かえって連絡が分散します。
  • アプリ連携に頼っている:通知や承認の流れをSlackのアプリで組んでいる場合、移行先に同じ連携があるかを一つずつ確かめる必要があります。
  • 24時間止められない:社内の連絡手段が止まると業務全体に響きます。障害時に対応できる体制がないうちは、SaaSのまま使うほうが安全です。

最終更新:2026/10/01。機能・ライセンス・提供条件は変わることがあるため、導入前に各ツールの公式情報をご確認ください。

Slackの代替についてよくある質問

回答は掲載データ(GitHubの公開情報)から自動でまとめています。

Slackの代わりになるオープンソースはいくつありますか?
当サイトでは5件を掲載しています。GitHubでの活発さ(健全度)の高い順に、Rocket.Chat、Mattermost、Zulip、Elementなどです。
日本語で使えるものはありますか?
画面の日本語翻訳を確認できたのはRocket.Chat、Mattermost、Zulip、Element(4件)です。残りの1件は確認できていません(日本語に対応していないとは限りません)。
Dockerで動かせるものはありますか?
リポジトリでDockerでの導入方法を確認できたのは、Rocket.Chat、Mattermost、Zulip、Element、Synapse(5件)です。
ライセンスに違いはありますか?
許容型(MIT・Apache-2.0)が3件、ネットワーク型コピーレフト(AGPL-3.0)が2件です。社内で使うだけなら多くの場合は問題になりませんが、改変して外部に提供する場合などは、各ライセンスの条件を確認してください。
開発は続いていますか?
直近90日以内に更新されているのは5件中5件です。更新が続いているかは、セキュリティの修正を受けられるかに直結します。
無料で使えますか?
ソースコードは公開されていて、自分のサーバーで動かせます。ただし、サーバー代と、アップデートやバックアップなどの運用の手間がかかります。また、一部の機能を有料版だけで提供しているツールもあるため、必要な機能が無料で使えるかは公式サイトで確認してください。

2つずつ比べる

この候補の詳細

  • Rocket.Chat
    ミッションクリティカルな用途向けの安全なチャット基盤。オンプレミス運用に対応し、Slack代替として組織内の会話を一元化できる。
  • Mattermost
    開発チーム向けのセキュアなコラボレーション基盤。Slackライクなチャットを自前のサーバーで運用でき、監査・コンプライアンス要件にも対応。
  • Zulip
    話題ごとにスレッドが分かれるチャット。会話が流れず、非同期の議論に向く。
  • Element
    Matrixプロトコルのチャットクライアント。自前サーバ同士を連携できる。
  • Synapse
    Slackの代わりに社内チャットを自前で持つときの土台になる、Matrixのサーバー。利用者はElementなどのアプリから使う。ほかのMatrixのサーバーと

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