Google Analytics のオープンソース代替

Google Analytics の代わりに自前で動かせるオープンソースソフトは6件あります。

Google Analyticsの代替を自前で動かす主な理由は、訪問者のデータを外部に送らないことと、Cookie同意バナーの負担を減らすことです。当サイト自身も、アクセス解析にUmami(クラウド版)を使っています。

候補ツールの比較表
ツール主な代替対象スターライセンスDocker対応健全度セキュリティ
UmamiGoogle Analytics3.9万MIT対応14,124Security要確認
PlausibleGoogle Analytics2.9万AGPL-3.0対応8,360Security6.3
MatomoGoogle Analytics2.2万GPL-3.0未確認7,254Security8.0
FathomGoogle Analytics8,020MIT対応2,196Security2.5
GoatCounterGoogle Analytics6,041EUPL派生(独自条項)対応1,687Security窓口なし
AckeeGoogle Analytics4,713MIT対応1,406Security5.0
乗り換えの判断について
乗り換えを検討するときは、機能の一致度より「移行コスト」と「運用コスト」で見るほうが失敗しにくいです。下の表でライセンスとDocker対応を確認してください。

用途別の候補

編集部が機能と性格から整理した目安です。上の比較表の並び(健全度順)とは別の観点です。

  • Umami:シンプルな画面で、ページビューと流入元を把握できれば十分
  • Plausible:1ページのダッシュボードで、要点だけを素早く見たい
  • Matomo:Google Analyticsに近い機能(詳細なレポートや目標設定)が必要
  • GoatCounter:とにかく軽量で、個人情報を集めない計測にしたい

選び方

  • 機能の多さ:MatomoがもっともGoogle Analyticsに近く、細かい分析ができます。Umami・Plausible・GoatCounterは指標を絞った軽量型です。
  • Cookieを使うか:Umami・Plausible・GoatCounterはCookieを使わない設計です。Cookie同意バナーが不要になるかどうかは、計測以外の要素も含めてサイトごとに判断が必要です。
  • ライセンス:UmamiとFathomはMIT、PlausibleはAGPL-3.0、MatomoはGPL-3.0です。GoatCounterはEUPL派生の独自条項つきです。

より詳しい比較は、ブログ記事「セルフホストできるアクセス解析ツールの比較」にまとめています。

移行するときの注意

  • 過去の計測データは、基本的に新しいツールへそのまま移せません。Google Analytics側のデータは参照用に残し、新ツールの計測は切り替えた日から始まると考えましょう。なおMatomoはGoogle Analyticsからデータを取り込むプラグインを提供しています(対応範囲は公式で確認してください)。
  • 切り替え直後は数値が一致しません。Cookieの有無やボットの除外方法など、計測の方式が違うためです。しばらく両方を並行して動かし、差の傾向をつかんでから旧ツールを止めると判断を誤りにくくなります。

Google Analyticsのままのほうがよい場合

  • 広告と組み合わせて分析している:Google広告やサーチコンソールとの連携、広告の成果の計測を使っている場合、同じことは代替ツールでは難しいことが多いです。
  • 詳しい分析を社内の多くの人が使っている:レポートの作り方や見方がGoogle Analyticsに慣れた形で定着しているなら、移行の負担は小さくありません。
  • 併用という選択肢もある:まずは代替ツールを並行して入れ、数字の出方や使い勝手を比べてから決める方法もあります。

最終更新:2026/10/01。機能・ライセンス・提供条件は変わることがあるため、導入前に各ツールの公式情報をご確認ください。

Google Analyticsの代替についてよくある質問

回答は掲載データ(GitHubの公開情報)から自動でまとめています。

Google Analyticsの代わりになるオープンソースはいくつありますか?
当サイトでは6件を掲載しています。GitHubでの活発さ(健全度)の高い順に、Umami、Plausible、Matomo、Fathomなどです。
日本語で使えるものはありますか?
画面の日本語翻訳を確認できたのはUmami、Matomo、GoatCounter(3件)です。残りの3件は確認できていません(日本語に対応していないとは限りません)。
Dockerで動かせるものはありますか?
リポジトリでDockerでの導入方法を確認できたのは、Umami、Plausible、Fathom、GoatCounter、Ackee(5件)です。それ以外のツールも、別の方法で導入できる場合があります。
ライセンスに違いはありますか?
許容型(MIT)が3件、ネットワーク型コピーレフト(AGPL-3.0)が1件、コピーレフト(GPL-3.0)が1件、ソース公開型(EUPL派生(独自条項))が1件です。GoatCounterは、ソースコードは公開されていますが一般的なオープンソースライセンスではなく、使い方に条件があります。社内で使うだけなら多くの場合は問題になりませんが、改変して外部に提供する場合などは、各ライセンスの条件を確認してください。
開発は続いていますか?
直近90日以内に更新されているのは6件中5件です。更新が続いているかは、セキュリティの修正を受けられるかに直結します。
無料で使えますか?
ソースコードは公開されていて、自分のサーバーで動かせます。ただし、サーバー代と、アップデートやバックアップなどの運用の手間がかかります。また、一部の機能を有料版だけで提供しているツールもあるため、必要な機能が無料で使えるかは公式サイトで確認してください。

2つずつ比べる

この候補の詳細

  • Umami
    プライバシーファーストのアクセス解析。Cookie不要でGDPR対応、シンプルな管理画面でトラフィック・行動・コンバージョンを把握できる。
  • Plausible
    Cookie不要の軽量アクセス解析。1ページのシンプルなダッシュボードで要点を押さえられ、プライバシー規制への対応が容易。
  • Matomo
    Google Analyticsの老舗代替。プライバシー重視でGDPR準拠の計測ができ、データの所有権を完全に手元に置ける。
  • Fathom
    プライバシーに配慮した解析ツール。シンプルな指標に絞っている。
  • GoatCounter
    Cookieを使わない軽量なアクセス解析。個人情報を集めずに計測できる。
  • Ackee
    Googleアナリティクスの代わりに使える、Node.js製の小さなアクセス解析。訪問者を個人として追跡しない作りで、必要な数字だけをシンプルな画面で見られる。

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