Firebase のオープンソース代替

Firebase の代わりに自前で動かせるオープンソースソフトは7件あります。

Firebaseの代替は、認証・データベース・ファイル保存といったアプリの裏側(バックエンド)を、自社で管理できる形にしたい場合の選択肢です。特定のクラウドへの依存を減らしたい、利用量に応じた課金を読みやすくしたい、という理由でも検討されます。

候補ツールの比較表
ツール主な代替対象スターライセンスDocker対応健全度セキュリティ
SupabaseFirebase11.1万Apache-2.0対応36,989Security7.3
AppwriteFirebase5.8万BSD-3-Clause対応17,639Security6.9
PocketBaseFirebase6.1万MIT未確認17,281Security4.6
SurrealDBFirebase3.3万BUSL 1.1対応9,089Security6.5
Parse PlatformFirebase2.1万Apache-2.0対応8,069Security7.3
NhostFirebase9,347MIT対応2,746Security要確認
CouchDBFirebase6,968Apache-2.0未確認2,467Security7.2
乗り換えの判断について
乗り換えを検討するときは、機能の一致度より「移行コスト」と「運用コスト」で見るほうが失敗しにくいです。下の表でライセンスとDocker対応を確認してください。

用途別の候補

編集部が機能と性格から整理した目安です。上の比較表の並び(健全度順)とは別の観点です。

  • Supabase:PostgreSQLを中心に、DB・認証・ストレージを一体で使いたい
  • Appwrite:認証・DB・ストレージ・関数を一式そろえ、Firebaseに近い使い方をしたい
  • PocketBase:小規模なアプリを、1つのプログラムだけで手軽に動かしたい
  • Parse Platform:モバイルアプリ向けに、各言語のSDKがそろった基盤を使いたい

選び方

  • データベースの型:FirebaseのFirestoreは「ドキュメント型」のデータベースです。SupabaseはPostgreSQL(表形式のリレーショナル型)なので、移行するとデータの持ち方を設計し直すことになります。
  • 規模:PocketBaseは1つのプログラムで動き、手軽な反面、大規模な構成には向きません。本格的なサービスならSupabaseやAppwriteが候補です。
  • ライセンス:SupabaseとParseはApache-2.0、AppwriteはBSD-3-Clause、PocketBaseとNhostはMITです。SurrealDBはBUSL 1.1で、一般的なオープンソースライセンスではありません。

移行するときの注意

  • アプリ側のコード(Firebaseのライブラリを使っている部分)は、移行先のライブラリに書き換える必要があります。
  • 登録済みユーザーを移す場合、パスワードの扱いが最大の論点です。移行先がFirebaseのパスワード形式を取り込めるか、利用者にパスワードの再設定をしてもらうかを、移行先の手順で確認しましょう。
  • Firebaseのセキュリティルールは、そのままでは移りません。移行先の権限設定(SupabaseならPostgreSQLの行単位の権限など)で作り直す必要があります。

最終更新:2026/09/26。機能・ライセンス・提供条件は変わることがあるため、導入前に各ツールの公式情報をご確認ください。

Firebaseの代替についてよくある質問

回答は掲載データ(GitHubの公開情報)から自動でまとめています。

Firebaseの代わりになるオープンソースはいくつありますか?
当サイトでは7件を掲載しています。GitHubでの活発さ(健全度)の高い順に、Supabase、Appwrite、PocketBase、SurrealDBなどです。
日本語で使えるものはありますか?
画面の日本語翻訳を確認できたのはAppwrite(1件)です。日本語のドキュメントを確認できたのはSupabaseです。残りの5件は確認できていません(日本語に対応していないとは限りません)。
Dockerで動かせるものはありますか?
リポジトリでDockerでの導入方法を確認できたのは、Supabase、Appwrite、SurrealDB、Parse Platform、Nhost(5件)です。それ以外のツールも、別の方法で導入できる場合があります。
ライセンスに違いはありますか?
許容型(Apache-2.0・BSD-3-Clauseなど)が6件、ソース公開型(BUSL 1.1)が1件です。SurrealDBは、ソースコードは公開されていますが一般的なオープンソースライセンスではなく、使い方に条件があります。社内で使うだけなら多くの場合は問題になりませんが、改変して外部に提供する場合などは、各ライセンスの条件を確認してください。
開発は続いていますか?
直近90日以内に更新されているのは7件中7件です。更新が続いているかは、セキュリティの修正を受けられるかに直結します。
無料で使えますか?
ソースコードは公開されていて、自分のサーバーで動かせます。ただし、サーバー代と、アップデートやバックアップなどの運用の手間がかかります。また、一部の機能を有料版だけで提供しているツールもあるため、必要な機能が無料で使えるかは公式サイトで確認してください。

2つずつ比べる

この候補の詳細

  • Supabase
    Postgresベースの開発プラットフォーム。Firebaseの代替として、DB・認証・ストレージ・リアルタイムAPIを一体で提供する。
  • Appwrite
    Firebaseの代わりに使える、アプリのバックエンドの基盤。認証、データベース、ファイルの保存、サーバー側の関数などを、まとまったAPIと管理画面で使える。
  • PocketBase
    Firebaseの代わりに使える、1つのファイルで動くバックエンド。データベース(SQLite)、認証、ファイルの保存、管理画面がそろい、個人開発や小さなアプリ
  • SurrealDB
    グラフ・ドキュメント・リレーショナルを横断して扱えるデータベース。
  • Parse Platform
    Firebaseの代わりに使える、アプリのバックエンドのサーバー。データの保存、利用者の管理、プッシュ通知などを提供し、多くの言語向けのSDKがそろう。
  • Nhost
    PostgreSQLとGraphQLを軸にしたバックエンド基盤。
  • CouchDB
    HTTP APIでアクセスできるドキュメント指向データベース。

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